軽井沢ルヴァン美術館
企画展 「小野元衛・志村ふくみ 兄妹展」は素晴しいです。
草木染めがこれほど心に訴えかけるとは、正直思いませんでした。
「赤」ひとつとっても、
様々な赤があり、それぞれが唯一の赤。
織物にすることによって、さらにそのメッセージ力が強まり
人の心の深い部分に問いかけているような、そんな空気感があります。
色もいろいろですが、
緑色を染める時はまず、黄色に染めてから藍に染めるそうです。
緑色というものは草木染の世界では存在しない。
自然は緑で溢れているのに。
今見ているこの緑色は
人間が作り出した観念の色なのかしら・・・。